エンジニアでフリーのカバチャンタ

エンジニアとして働くカバチャンタが書く、フリーランスについてやその他趣味についてのブログです。

「お弁当」は公開処刑だったワタス(´・ω・`)

今週のお題「お弁当」について書きました〜

タコさんウインナーに憧れる的存在

幼稚園、小学校、中学校。義務教育が終わるまでは、「お弁当」も避けては通れない義務だ。

ワタスは、末っ子長男姉三人というまるでドラマのタイトルになりそうな兄弟構成をしている。長女とは10歳離れており、従姉妹も女三姉妹だったので超大望の男の子として生を授かった。小さい頃はそれはそれは可愛がられて育ち、どちらかというと趣味は姉の影響を受けていたので、セーラームーンなどを観て楽しんでいた。コミュ障なのでワタスから友達を作ることはできず、一人でゲームをすることが多かった。

コミュ障の方なら共感していただけると思うが、学校生活で何が嫌かというと、悪目立ちをすることだ。決してクラスの中心になることには憧れておらず、なるべく無難に学校生活を終え、無難に就職し、とにかく静かに暮らしたいのだ。そんなワタスを苦しめる存在が、そう、お弁当だ。

お弁当を持参する時は、皆浮き足立つイベント事であることが多い。運動会、遠足、etc…。ハイテンションでお弁当を食べる子ども達は、自分のお弁当を公開し合い、中にはおかずを交換する輩も現れる。ワタスも輪の中に強制的に入れられてしまうので、お弁当を公開することになるのだが、なんか、こう、色が渋いのだ。子どもなので味がどうのこうのというが大事なのではなく、見た目が可愛いとか、好きな物が入っているとか、珍しいものが入っているとか、何か喜ぶ要素がお弁当にあると嬉しいのだが、毎回似通ったおかずで、且つ色が渋いのだ。友達のお母さんは子どものためを思ってタコさんウインナーやうずらの卵などの見た目が可愛いおかずと、おにぎりを小さく握って可愛いキャラクターみたいになっており、見た目が圧倒的に可愛くて魅力的に映った。隣のお弁当は青く見えるのかもしれないが、ワタスの母が作ったお弁当は、ぎゅうぎゅうに詰まったご飯にゴマが毎回かかっており、焦げているウインナーと卵焼き(味付け濃いめ)、健康にいいとほうれん草のお浸し、あとは肉団子が入っていたりもう一品あったりするのだが、基本的には味付け濃い目でぎゅうぎゅう詰めの、色渋弁当だ。

とにかく恥ずかしかったので、毎回急いで食べていた。今でも食べるのは早い方なのだが、もしかするとこの特技はこの幼少期に身につけたのかもしれない。

下の子ほど育て方は雑になるよね

第一子は猫舌であることが多い。これは、親が子育てに慣れていないので 丁寧に育てた結果、舌使いが下手になるからだそうだ。ワタスは四番目である。二番目、三番目を経て、かつ時を経た、10年振りの四番目の子どもだ。父母は子育てに慣れているだけではなく、歳を取って若さもなくなっている。ワタスはもちろん猫舌ではない。熱いと思ったことはないくらい、ガンガン食べることができる。そんなワタスは、どれくらい適当に育てられたのだろう…

子どもが学校で皆と仲良く出来ているのか。親は常に心配しているはずだ。その愛情は時にお弁当という形で子どもに届く。あのころ周りで見ていたお弁当が何故あんなにも魅力的に映ったのか、それは愛情が籠もっていたからなんだなと親世代になった今なら思う。

末っ子は得することも多いが損することもある。社会に出てから苦労をするのは末っ子だと思う。長男・長女はしっかりと一人で生きていけるが、下の子は誰かに依存しないと生きていけないのではないだろうか。ワタスは末っ子の中でも上位に位置するほどの末っ子だが、意外と一人で生きている。あまり甘ったれるような根性はなく、一人で生きて行かねばと日々精進をしているつもりだ。どちらかというと頼るよりも頼られることの方が多い。

何故そうなったのかは分からない。覚えているのは、お弁当の色が渋かったくらいだ。でも、まさか、そんなはずはないと思うのだが、お弁当の渋さから、人生の渋さを学べた…のか…!?

結局母の味最強

今は自炊をしたり、コンビニや外食、nashというサービスや出前館を使うなどして、日々食事をしている。自炊をする時以外は、買ってくれアピールをしている食事を見ているので、見た目がすごく良い。味はイマイチの時もあるが、見た目はすごく良いのだ。

が、美味しいと思えるものは数えるほどしかない。見た目だけ良くて中身がない食事があまりにも多い。最近コンビニはセブンイレブンを利用しているが、量増しをしていて実際蓋をあけたら全然入っていない商品が出回っている。大人になった今、見た目は全く関与しないことが分かる。

コロナウイルスの影響もあり、実家に帰る機会は少なくなったが、母の手料理を食べる時が一番箸が進んでいる。まるで恥ずかしい物を隠すかのように、人生でも稀に見せる機敏さで食事をしている。そして、その焦げたしょっぱい味が最高に美味しい。

獅子の子落としということわざがあるが、母の試練を乗り越えたワタスは、例えコロナ渦であっても、この先どんな苦難があっても、たくましく生きて行けそうだ。(*´艸`)ウフフ